2015年02月04日

1636 押えるべき生命保険と相続税、相続放棄の関係

押えるべき生命保険と相続(相続税と相続放棄)の関係

被相続人が被保険者かつ契約者である生命保険金について整理していきます



受取人が被相続人の生命保険金は 民法上の相続財産に含まれるが、受取人が相続人の生命保険金は 民法上の相続財産に含まれません

相続財産に含まれない生命保険金(=相続人が受取人の生命保険)は 遺産分割協議の必要なく、受取人のみで保険金請求ができます

つまり 分割協議書や遺言書の必要な預金の相続手続より お金を簡単に相続人に渡すことができます

さらに 相続財産に含まれない生命保険金は 相続放棄した者も受け取ることができます


一方 受取人が被相続人、相続人いずれの場合も 生命保険金は 相続税の対象になります

生命保険金の相続税計算上 生命保険金には非課税枠がありますので 受取保険金−(500万円−法定相続人の数)が相続税対象の財産となります

相続税の対象となるので 被相続人が被保険者の生命保険金は全て 相続税申告書に記載されます 


つまり 受取人が相続人の生命保険金は 遺産分割協議書に記載する必要はありませんが (=他の相続人に 分割協議の段階では 知られずに済みますが)

相続税申告書に押印する際に 他の相続人に 知られることになります 


相続人受取の生命保険金の存在を知り 相続税申告書に納得できないので署名しないケース、分割協議のやり直しを求めるケース もありますので 

民法上 相続財産ではなくても 分割を協議する際に 保険金の存在を明らかにすることをお勧めします 

相続人指定の生命保険は 分割協議不要、遺言不要であっても 法定相続割合を著しく上回る場合 や 隠蔽意図がある場合 相続トラブルに発展するケースが多いです


相続放棄した者が 受取人として 生命保険金を受け取った場合の相続税計算

生命保険金を受け取った相続放棄者にも相続税はかかります

基礎控除=3千万円+600万円×法定相続人の数※
生命保険金の非課税枠=500万円×法定相続人の数※
※法定相続人の数に 相続放棄した相続人も含まれます

ただし 相続放棄者の相続税計算上 受取保険金額から非課税枠は控除できず 他の相続人の受取保険金額から非課税枠を控除します

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posted by 川口市の医療専門税理士 at 06:35| 相続アフター 2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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