2015年04月29日

1657 歯科治療の需要変化

歯科治療の流れが変化しています


歯科医院の集患策のターゲットは 小児 < 高齢者
小児を囲い込み 長期間にわたり 固定患者化を狙う集患策より 高齢患者の歯科疾患を 地域の医療介護と どう連携していくか 考える方が いいと思います


歯科の治療の流れが変化しています
中医協資料によると 歯科治療は 健常者の「歯の形態の回復」ニーズ対応から 高齢者の「口腔機能の回復」ニーズへ変化していくことが予測されます


従来の歯科治療(健常者の歯の形態の回復)の流れ
う蝕→修復治療→抜髄→クラウン→抜歯→ブリッジ→部分床義歯→総義歯


つまり 従来の歯科治療は う蝕に始まり 段階を経て 総義歯に進みます。歯科診療所は 地域医療との関わりがなくても 自院のみで かかりつけ歯科医として 治療を完結してきた



しかし 母子保健・歯科保健課調べの資料によると 小児(3歳児)のむし歯数(1人あたり平均)が  平成元年 2.9本だったものが 平成24年 0.68本へ 年々減少しており 今後 う蝕の減少(う蝕なし)、人口の減少が進み 従来の歯科治療のスタートに至らないことが予測されます


人口は減っても 歯科疾患の多い高齢者の人口比率が増加しています

国勢調査によると 2010年の 人口は 1.2億人 65歳以上の高齢化比率は 23% であるのに対して

国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」によると 2060年の人口は 9千万人を下回るまで減少するが 65歳以上の高齢化比率は 40%近く高くなります

さらに 患者調査によると 65歳以上の高齢患者は年々増加しています。65歳以上の患者の割合が 平成5年は15.9%であったのに対して 平成23年は 35.9%まで増加しています


つまり 小児のう蝕が減るため 従来の歯科治療の流れは 生じないが 歯科に問題が生じやすい高齢者が増えることにより 新しい歯科治療の流れが生じてくることが予測されます


加齢による口腔内の変化への対応のほか 合併症や副作用など全身の疾患への対応、外来に来れない患者への対応を求められ

かかりつけ歯科医として 自院完結型の歯科医療サービスでは 増加していく治療の難度、患者リスクに 対応しきれないため 地域医療機関、地域包括支援センター、介護保険施設との連携の必要性が高まります


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posted by 川口市の医療専門税理士 at 20:52| 医療経営 4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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